アナログレコード
・ステレオとモノラルが有ります。
・EP(ドーナツ盤 45回転)とLP(30cm位 33回転)が有ります。
カートリッジ
(アナログレコードを聴く為の針が付いた物)
・方式としてMM型(ムービングマグネット)とMC型(
・MM型は、コイルを固定して針の付いている棒(カンチレバー)
MM型は、
MC型は針の付いている棒にコイルが付いていて、
・MC型は不便ですね。しかしメリットが有ります。
・針先は、丸と楕円が有ります。
レコードプレーヤーシステム
レコードプレーヤーシステム(普通レコードプレーヤーって言います)は、マニアックに言うと、「キャビネット(箱)とダストカバー(ホコリよけ透明カバー)」、「フォノモーター(今回のネタ)」、「カートリッジ(前のネタ)」、「アーム」で構成されています。普通は一体で売っています。
フォノモーター
フォノモーター(ターンテーブル(プラッター))の駆動方法は3種類有ります。
①ベルトドライブ方式
モータがターンテーブルの外側に有り、ターンテーブルとの間をベルトでつないで、ターンテーブルを回します。(マニアックな物だと糸でつなぐ物も有り。パソコン機器のバッファローも1975年位に45万円で作っていました。)
長所:シンクロナスモーターを使用すれば、比較的回転が正確でモーター回路が簡単。ワウフラッター(回転むら)が緩やかである。回路が単純なので、消耗品のベルトを換えれば寿命が長い。高速回転しているモーターの出力をベルトで減速しているので回転トルクが大きい。モーター軸とターンテーブル軸が異なるため、ターンテーブル軸を強固に出来る。
短所:ゴム等のベルトを使って駆動するため、伸縮が有りワウフラッターが発生する。モータが高速回転するので、振動、ノイズが発生する。電子制御で無い場合、モーター自体のワウフラッターが大きい。
②アイドラードライブ方式
モーターがターンテーブルの内側に有り、アイドラー(ゴムの円盤)を介して、ターンテーブルの内側の外周とつないで、ターンテーブルを回します。
長所:シンクロナスモーターを使用すれば、比較的回転が正確でモーター回路が簡単。ワウフラッター(回転むら)が緩やかである。モーター回路が単純なので、消耗品のアイドラーを換えれば寿命が長い。高速回転しているモーターの出力をアイドラーで減速しているので回転トルクが大きい。モーター軸とターンテーブル軸が異なるため、ターンテーブル軸を強固に出来る。
短所:ゴム等のアイドラーを使って駆動するため、変形が有りワウフラッターが発生する。モータが高速回転するので、振動、ノイズが発生する。電子制御で無い場合、モーター自体のワウフラッターが大きい。
③ダイレクトドライブ方式
モーターとターンテーブルの軸が一体となって、直接ターンテーブルを回します。
長所:モーターとターンテーブルが一体となっているので、モーターの回転が正確にターンテーブルに伝わる。モーターとターンテーブルが一体となっているので、ベルト、アイドラー等の消耗品が無い。モータが低速回転するので、振動、ノイズの発生が少ない。モータが電子制御のため、ワウフラッターが小さい。
短所:モータとターンテーブルが一体のため、構造上ターンテーブル軸を強固に出来ない。低速でなおかつ45回転と33回転の二つの速度に対応する為、電子制御が必要で駆動回路が高価になり、故障しやすい。低速でモーターを回転させるため、トルクを高めにくい。コギング(トルクむら)が発生する。
※音質の良いフォノモーターとは、モータのトルクが大きい、プラッターの慣性モーメントが大きい、回転軸が頑固であるという物です。